お腹が硬い人は眠れない|交感神経スイッチが入りっぱなしの体をゆるめる方法
施術でお客様のお腹に触れた瞬間、「あ、この方は眠れていないな」とわかることがあります。
お腹がガチガチに硬いのです。
ご本人に伝えると、ほとんどの方が驚かれます。「お腹が硬いなんて、考えたこともなかった」と。
でも実は、お腹の硬さと睡眠の質には、はっきりとした関係があります。
お腹の硬さは「戦闘モード」のサイン
自律神経には2つのモードがあります。
- 交感神経 … 体を緊張させ、戦う・逃げるための「戦闘モード」
- 副交感神経 … 体をゆるめ、回復させる「休息モード」
本来、この2つは昼と夜で自然に切り替わります。ところが、仕事のプレッシャー、スマホの通知、寝る直前までのメール返信──常に気を張った生活を続けていると、交感神経のスイッチが入りっぱなしになります。
交感神経が優位なとき、体は筋肉を硬くして戦いに備えます。それが一番あらわれやすい場所のひとつが、お腹なのです。
お腹が硬い人は、布団に入っても体が「戦闘モード」のまま。これでは深く眠れるはずがありません。
- 寝つきが悪い
- 夜中にふと目が覚める
- 寝ても疲れが取れない
心当たりがある方は、一度ご自分のお腹を押してみてください。硬く張っていたり、押すと痛いところがあれば、体はまだ戦い続けています。
お腹には「休息モードのスイッチ」がある
ここからが大事なところです。
内臓には迷走神経という、副交感神経の大もとになる神経が通っています。つまりお腹は、休息モードへの切り替えスイッチがある場所でもあるのです。
硬く固まったお腹をゆるめてあげると、迷走神経が働き始め、体は「もう戦わなくていい」と気づきます。血流が戻り、体温が上がり、自然と眠りに入れる体へ変わっていきます。
実際、当サロンで施術を受けた方からは「お腹がゆるんだ日は、久しぶりに朝まで眠れた」というお声を何度もいただいています。
今日からできるセルフケア
1. 寝る前の4-7-8呼吸
4秒で鼻から吸い、7秒止めて、8秒かけてゆっくり吐く。深い呼吸は、自分でできる唯一の自律神経スイッチです。3回繰り返すだけでも体は変わります。
2. お腹を時計回りにさする
おへその周りを、手のひらで時計回りにゆっくりさすります。強く押す必要はありません。「ここは安全だ」と体に教えてあげるイメージで。
3. 寝る1時間前にスマホを手放す
通知が来るたびに、交感神経のスイッチは入り直します。せめて布団の中では、戦闘モードの引き金を遠ざけましょう。
自分でゆるめられないほど固まっていたら
長年、戦闘モードで生きてきた方のお腹は、セルフケアだけでは届かない深さで固まっています。特に、腸腰筋などお腹の奥にある筋肉は、自分ではほぐせません。
当サロンのジャップカサイは、お腹の深部から骨盤まわりまでをしっかりほぐし、腎と膀胱の経絡を刺激して、交感神経に入りっぱなしのスイッチを切り替えられる体へ整えていく施術です。
初めて受けた方はよく「こんなにお腹を触られたのは初めて」とおっしゃいます。それだけ、お腹は普段のマッサージで見過ごされている場所なのです。
眠れないのは、あなたの気合いや根性の問題ではありません。体が戦闘モードから降りられなくなっているだけです。
お腹をゆるめて、朝までぐっすり眠れる体を取り戻しましょう。
